リフォーム版 こどもみらい住宅支援事業を解説
全世帯対象 対象リフォームを実施の方に30万円の補助金
令和3年11月の閣議決定により、こどもみらい住宅支援事業がスタート致しました。
今回の補助金では、最大60万円までの補助を受けることが可能です。
※新築をご検討の方は、こちらの記事をご覧ください。
新築版 こどもみらい住宅支援事業について
https://www.personal-homes.jp/columns/kodomomiraijutakushienjigyo-211204/
※具体的な補助金を活用できる工事例はコチラ
【補助金が貰える工事例】 こどもみらい住宅支援事業
https://www.personal-homes.jp/uncategorized/kodomo-mirai-reformpattern/
今回のこどもみらい住宅支援事業以前にも、昨年のグリーン住宅ポイント制度をはじめ、毎年補助金が交付されています。
最近までの傾向としては、工事内容に応じてポイントが付与され、追加工事分をポイントで支払えたり、景品と交換できるというポイント式の制度が続いていました。
ポイントよりも現金相当で工事費に充てたいというお声が多かったのですが、今年はようやく補助金がもらえるタイプの制度が実施されることとなりました。
予算額に上限があり、上限に達し次第終了となりますので、ご検討の方はお早めにご相談ください。
制度の概要
制度概要は以下のとおりです。
概要としては上記の通りとなります。
以下で個別に解説致します。
対象になる人
以下の方が補助金の対象となります。
対象の工事を行うことが前提ではありますが、全ての方が対象になります。
また、子育世帯及び若者夫婦世帯の方は上限額が+15万円となります。
※子育世帯=18歳未満のお子さんがいる世帯
※若者夫婦世帯=ご夫婦のどちらかが39歳以下の世帯
※安心R住宅=一定基準をクリアした中古住宅のこと
受けられる補助金の額
上記の対象の方がそれぞれ受けられる補助金の上限額を以下にまとめました。
※子育世帯=18歳未満のお子さんがいる世帯
※若者夫婦世帯=ご夫婦のどちらかが39歳以下の世帯
※安心R住宅=一定基準をクリアした中古住宅のこと
補助金の対象のリフォーム
実際にどのような工事が補助金の対象になるのかについて解説します。
前提として、こどもみらい住宅補助金では、必須工事と任意工事があります。
任意工事でいくら大きな補助額があったとしても、必須工事=省エネ関係の工事を行っていなければ補助金は受け取れません。
補助対象の工事は大きく分けると8つの工事に分類されます。
①~③が必須工事(最低でも1つ以上必要)
④~⑧が任意工事(やらなくてもOK)
となっております。
大事なことなので2回言いますが、最低でも1つは①〜③の工事の中からいずれかを行う必要があります。
それでは、以下でそれぞれの詳細を解説します。
対象工事の詳細①〜⑧
①開口部の断熱改修(必須)
いわゆるサッシ≒窓のリフォームのことです。
外からの熱や冷気は窓から住宅内に入ってくる割合が多いです。
天井や壁・床を壊すことなく施工できますので、住宅の断熱性能にお悩みの方は、まずは窓の工事をご検討されることをオススメします。
具体的な工事としては、ペアガラス等への交換・内窓の設置・玄関ドアの交換等を実施すると対象になります。
②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修(必須)
建物に断熱材を入れることで対象となります。
天井や壁の内部、そして床下への施工となります。
間取り変更を伴う、大規模なリフォームを行う方向けの工事になります。
③エコ住宅設備の設置(必須)
以下の設備を設置する場合に補助金が加算されます。
トイレやユニットバスの交換を行うと補助金が加算されます。
トイレの交換等は、比較的ハードルの低い工事になりますので、トイレや脱衣場が寒くて困っているという方は、トイレ交換+内窓の設置でも補助を受けることが可能ですのでオススメです。
④子育て対応改修(任意)
今回の補助金から導入された項目になります。
主に家事の負担を軽減する設備の設置に対して補助金が加算されますので、不便に感じている部分がある方はオススメです。
子育対応改修の中でも、工事分類が別れておりますので個別に解説致します。
④ー①家事負担軽減のための工事(任意)
日常的な家事の負担を軽減するための設備を交換or導入する際に適用されます。
食洗機・レンジフード・コンロ・浴室乾燥機・宅配ボックスなどが対象です。
④ー②防犯性のための工事(任意)
防犯対策として、窓や玄関ドアの交換を行うことで対象となります。
対象製品については、まだ詳細が発表されていませんが、恐らくスマートキーなどは対象になってくると思われます。
省エネ改修としてドア交換を実施するよりも、防犯機能がある分、補助額も大きくなっておりますので、セキュリティも気になる方はご検討してみても良いのではないでしょうか。
④ー③生活騒音対策のための工事(任意)
こちらは①の開口部断熱とほぼ同様の内容になっております。
事務局へ確認をとったところ、今後発表される対象製品が若干違ってくる可能性があるとのことでした。
よほど特殊なご事情が無い限りは、①の開口分断熱=必須工事として申請された方が良いかと思われます。
④ー④対面キッチンにするための工事(任意)
自宅のキッチンを対面キッチンにリフォームしたいという方は多いのではないでしょうか?
今回のこどもみらい住宅支援事業では、対面キッチンへリフォームすると86,000円の補助金が貰えます。
新しいキッチンを選ぶ場合には、必ず節湯型水栓を選択しましょう。
対面キッチンにするだけでは任意工事ですが、節湯水栓は必須工事に分類されますので、これだけでも補助金を受ける事ができます。
現在のキッチン用の水栓はほとんど節湯型に対応しておりますので、実質的には91,000円分の補助金をもらうことができます。
キッチンリフォームが91,000円の御値引きと考えると、かなりお得ですね。
※家事負担軽減工事(任意)の「掃除しやすいレンジフード」と「ビルトイン自動調理対応コンロ」は併用不可になります。
※家事負担軽減工事(任意)ビルトイン食洗機の19,000円は利用可能です。
⑤バリアフリー改修(任意)
廊下の拡張や段差の解消などは大掛かりなリフォームになってしまいますが、手すりの設置は5000ポイントだけですが補助金が加算されますので、補助金の支給要件の50000円まであと少し足りないという場合などにもオススメです。
⑥空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置(任意)
空気清浄機能もしくは換気機能のついたエアコンへ交換する場合に補助金が加算されます。
コロナ禍において新しく追加された項目となります。
エアコンが古くなってきたので、そろそろ交換を検討されている方は、一緒に内窓を設置するなどして、快適なお部屋へリフォームをするなどもオススメです。
⑦耐震改修(任意)
対象となる耐震改修工事に対して15万円の補助金が加算されます。
主に旧耐震の建物を現行の耐震基準等に適合するように耐震補強等を行う場合に補助されます。
⑧リフォーム瑕疵保険(任意)
リフォーム瑕疵保険に加入する場合に7000円が加算されます。
期間の詳細
主なスケジュールは以下のようになっております。
- 契約の時期
令和3年11月26日以降に契約がされていること
それ以前に契約された工事は対象外となります - 申請の受付時期
令和4年1月以降に事業者登録後に着工されること - 補助金交付の申請時期
令和4年10月末までに交付申請を行うこと - 工事完了の時期
令和4年10月31日までに完了報告されていること
上記のスケジュールで申請等を行っていく必要があります。
令和4年度10月末時点で工事完了している、なおかつ申請まで行う必要があります。
今回の支援事業は補助金交付で人気の為、ご相談を多く頂くことになると思われますので、
ご検討の方はお早めにプランのお打ち合わせを行わせて頂ければと思います。
まとめ
今回はこどもみらい住宅支援事業の中からリフォームに絞って解説致しました。
リフォームについては、要件が複雑なので、正直難しい話になってしまったかと思います。
ですので、「実際どういう場合に補助金が貰えるの?」ということに絞って、
以下の記事で、こどもみらい住宅支援事業を利用するのにオススメの工事パターンを解説しております。
※具体的な補助金を活用できる工事例
【補助金が貰える工事例】 こどもみらい住宅支援事業
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